2000,01
2010,11,01更新
民間防災の目的は、「住民の危機管理意識を高め、民間防災家の数を増やすこと」です。(防災人万人化計画)
阪神淡路大震災から数年経過した今、防災意識も薄れ、防災ボランティアや支援活動も、一時のブームで終わってしまう事をも懸念しています。
私どもも阪神淡路大震災以降から、活動素材の一つとして『災害機動通信隊』を紹介を始めましたところ、各地から「統一物があれば動きやすい」「もっとバリエーションを増やして」といったご意見をいただき、企画を勧めてまいりました。これを利用し、活動されている方々の大半は、独自チームで構成されています。
当方としても「もっと多くの隊が出来れば」と思っておりますが、企画物の多さに比べ、宣伝活動が今一つ出来ていないのが現状です。
そこで皆様にお願いが2つございます。
①つめは、皆様のチームの宣伝を兼ねて、災害機動通信隊自体のPRにもご協力下さい。
D-Bookをコピーして居住地の無線機店・書店などに配付を依頼してみて下さい。
②つめは、冒頭にも書きましたが、活動隊が増すと「より良いアイディア」が生れます。それに伴って企画物も増してきます。
そこで今後の事務局運営ですが、統一素材の企画と、防災意識高揚につながるテキストの制作、発行に比重をおこうと思います。これを行うことにより、冒頭の『防災人万人化計画』が可能になると思われますので、ご理解とご協力のほど宜しくお願いいたします。
《活動に携わる報告について》
皆さんが防災訓練や、通話訓練などで得た情報や資料などを、活動報告として事務局までご一報下さい。書式については規制はありません。
21世紀はボランティアの年として、日本国全体が躍動することになります。
したがって、各隊が活動しますと行政に与える良い影響も出てくると思います。その時は『災害支援活動』の為にも、行政と手を組むことも考えてみて下さい。
そして各隊がメンバーを増やし、より一層、活発な活動をしていただければ、私どもの意図とする「民間防災家」をより多く構築できるでしょう。
【総合企画室】には、企業内防災への足掛かりとなる『防火管理者協力会』や、防災テキスト『火事だ!119』の編集部、そして皆さんが参加されている『災害機動通信隊』等があります。
それぞれの分野で『災いを防ぐ』について、日夜(と言っても過言ではないでしょう)、頭をヒネラしています。分野は違えど、向かう先は皆一緒なのです。
その目標とは、「専門職より絶対数の多い住民の中から『防災家・防災人』をつくること」。これが出来れば、今よりは「もっと手を煩わすことがなくなり、大切な命を守る事が出来る」。
そして、「身近な人たちの防災意識を向上させれば、私たち自身を守ることになる!」。そういう思いで、人知れず活動しているわけです。
参加者の皆様には、今後からも良き友、良き仲間でいていただき、先ず、「家内」「社内」「身近な方へ」と、少しでも災害駆除・防止に目を向けていただいて、「対策を講じて」もらえるよう、ご活躍いただきたいと願っております。